花の仕事がしたい時に必要な技術、フラワーアレンジメントの資格は?~フラワーアレンジメントの資格取得が花仕事への近道になる~
Table of Contents
花の仕事がしたい時に必要な技術、フラワーアレンジメントの資格は?
花の仕事をするために、資格を取得しようと考える方も多いと思います。
花の仕事をするために、資格がなくて
それぞれの花仕事に必要な技術を知ることで、
早く仕事を始められる可能性が高くなるでしょう。
花仕事歴25年、ブライダル、葬儀、アーティフィシャルフラワーレンタル、
活け込み、ギフト販売、フラワーアレンジメント教室運営など
様々な花仕事をしてきた経験をもとに
お伝えしたいと思います。
花仕事の種類
花仕事によって必要な技術は違います。
まずはどんな花仕事があるのか見ていきましょう。
花の仕事には
大きく分けて2つあると思います。
・フラワーアレンジメントを作って商品を提供する
・フラワーアレンジメントの技術を教える
フラワーアレンジメントを作って商品を提供する花の仕事の種類
・花屋
・ブライダルフラワー
・フューネラルフラワー(葬儀花)
・フラワーギフト販売
・ディスプレイ、活け込み
などがフラワーアレンジメントを作り提供する花仕事でしょう。
最近では花仕事専門の派遣会社もありますので、
派遣会社の紹介で上記のような花の仕事をすることも可能のようです。
フラワーアレンジメントの技術を教える花の仕事
フラワーアレンジメントの技術を教える花の仕事は
フラワーアレンジメントの講師になるかと思います。
フラワーアレンジメントの講師になるには
自分でフラワーアレンジメントの教室を開校するか
雇用されるか2つの形態
フラワーアレンジメントの教室を開校するというのは
自分が経営者となり教室を経営していくことです。
雇用形態でしたら、大手フラワースクールで資格を取得された
卒業生はそのスクールの講師になる道もあるようですが
その道はかなり狭いでしょう。
ブライダル関係や大きな花屋さんでは、若手育成のために
教育担当がいるようですが、教育だけの専門職ではないようですので
教えることと現場と両方されているようです。
花屋さんで必要な技術と資格は?
花屋の仕事で必要な技術、知識
花屋さんの主な業務は切り花、ギフトの販売になるでしょう。
大手の花屋さんでは、活け込みやウェディンや葬儀用の花を請け負っているところもあるようです。
花屋に入って最初の仕事は、花の水揚げやお手入れです。
仕入れた花を水揚げする時には、それぞれの花に適した水揚げ方法や、お手入れ方法で花持ちが変わります。
お客様に花の水揚げ方法や、扱い方、長持ちする方法を聞かれた時に、対応できるとリピートにつながる可能性も高くなります。
フラワーギフトの販売では花束やアレンジ、スタンド花やブーケを作る技術が必要となります。
鉢物を扱っているお花屋さんでは、育て方の知識も必要となるでしょう。
スタンド花になると大きなアレンジにありますので、高い技術が必要となるでしょう。
花屋さんになるため必要な資格は?
花屋さんを開業するにも、雇用で働くにも資格などは必要ありません。
技術も知識もなく花屋で仕事を始めるよりも、フラワーアレンジメントの基本を身につけてから花屋の仕事を始めるとスムーズでしょう。
フラワーギフトのアレンジに特化して、勉強できる資格を取得するとよいでしょう。
御祝いやお供え用のフラワーギフトの作り方、ラッピングの仕方、宅配便での配送にも対応できるように梱包の仕方も必要となってくるでしょう。
ブライダルで必要な技術
ブライダルではブーケはもちろん、スキルワークを必要とする、ブートニアや花冠などの髪飾りを作る技術も必要となります。
コロナ禍で結婚式の規模は縮小気味ですが、高砂の席、ゲストテーブルアレンジなどの会場装花もまだ必要とされているようです。
ブライダルの花仕事をお考えの場合は、フラワーアレンジ全般の高いスキルが必要と言えるでしょう。
ブライダルフラワーの仕事をするにはどんな資格が必要なの?
ブライダルフラワーに特化した資格がよいでしょう。
ウェディングブーケの基本形であるオールラルンド、キャスケードブーケに加えてハンドタイドブーケやティアドロップ、バッグブーケなど様々なブーケのデザインが学べること。それに加えてブートニア、花冠、髪飾りなども必要とされるでしょう。
会場装花では高砂席やテーブルアレンジに適したフラワーアレンジメントの基本デザインを学べる資格が良いでしょう。
ブーケや会場装花で使う時に気を付ける花材や花の扱い方などの花の知識も必要になるでしょう。
季節のお花を知っておくこともブーケの提案では大切です。
一生に1度の大切なお式で最高のブーケをお届けできるように、ブライダルに特化した専門的な知識を学べる資格を取得することをお勧めいたします。
フューネラルフラワー(葬儀)の仕事に必要な技術
フューネラルフラワーはお葬式を飾る花のことです。
フューネラルフラワー(葬儀の花)では祭壇、供花、花束を作るお花の技術が必要となります。
お葬式の祭壇というと、有名人のお葬式でみられるような大きなものが思い浮かぶ方もいるでしょう。
最近では家族葬のような小さなお式が増えてきましたので、それに伴い祭壇も小さくなっているようです。
家族葬のような小さなお葬式の祭壇花はウェディングフラワーの高砂の花と似ています。
祭壇や高砂席の花のデザインはフラワーアレンジメントのホライゾン(ホリゾンタル)が基本となっていることが多いでしょう。
供花はスタンドアレンジが基本となっているようです。
*イメージ写真
フラワーアレンジメントの技術を教える仕事~フラワーアレンジメント講師~
フラワーアレンジメントの講師になるには
・スクールなどで雇用される
・自分で開校する
2つのタイプに分かれるでしょう。
雇用の場合は
大手スクールの卒業生が、そのスクールの講師になるという道もあるようです。大手スクールではカリキュラムに沿って、教えることになるでしょう。
ほかにはカルチャーセンターなどでも、フラワーアレンジメント講師の募集をしていることもあるようです。
カルチャーセンターでは趣味のクラスを開催することが多いようです。
趣味の方に楽しんでいただけるように、イベントを取り入れたアレンジのデザイン力が求められると思います。
募集している団体で資格を取得してから、という条件付きの場合もあるようですので、内容をよく確認することをお勧めいたします。
もう1つは
自分で教室を開校することです。
どちらにしてもフラワーアレンジメントの講師になるには基本技術がまず必要となるでしょう。
生徒さんが一人でフラワーアレンジメントを作れるように、技術を教えることがフラワーアレンジメント講師の仕事です。
どんな生徒さんに習いに来てもらいたいと思っていますか?
・趣味で楽しみたい方
・あなたのようにお花の仕事をしたい方
両方教えてみたいという方もいらっしゃることでしょう。
趣味コースのレッスンは、イベントを取り入れながらフラワーアレンジメントを楽しめるようなレッスンを求められると思います。
クリスマスやハロウィン、イースターなどのイベントを取り入れたレッスン、季節の花を使っていろんなデザインを楽しんでもらえるようなアレンジ力、基本技術力が必要となるでしょう。
資格コースを開講すると、将来花の仕事をしたいと思っている生徒さんが来られることもあると思います。フラワーアレンジメントの先生、講師になりたいのか、ウェディング、ブライダル関連のお仕事をしたいのか、お花屋さんになりたいのか、どんな花の仕事をしたいのかによって、その仕事に特化した技術を伝えることが求められるでしょう。
さまざまな生徒さんの要望に応えるために、講師は幅広いお花の知識と技術が必要になります。
講師になるにはどんな資格が必要?
講師になるにはフラワーアレンジメントの基本から学んでおくことが望ましいです。
フラワーアレンジメントはセンスととらえていらっしゃるかもしれませんが、フラワーアレンジメントは理論を伝えることが生徒さんは理解しやすいようです。
趣味コースや資格コースで教える時には、フラワーアレンジメントが初めてという生徒さんへレッスンをすることもあるでしょう。
フラワーアレンジメントが初めての生徒さんへ対応する時には、より分かりやすく伝えられるように自分が教えるアレンジを理論的に理解していることが大切です。
生徒さんはアレンジの方法を言葉で説明されると安心されます。フラワーアレンジメントの基本を理論的に学べる資格が良いでしょう。
FWJのコラム関連記事
フラワーアレンジメントの資格は独学で取れる?金額や気になる点をチェック
花の仕事がしたい時に必要な技術、フラワーアレンジメントの資格は?のまとめ
フラワーアレンジメントの仕事は技術ありき。花の仕事を始める前に必要な技術を学んでおくことで、現場での対応力はかなり変わってくるはずです。フラワーアレンジメントの基本技術を学び、経験を積んでいくことでキャリアアップにつながっていくことと思います。