イギリス・SDGsを意識したフラワーアレンジメントレッスン~イギリス ザ・バースフラワースクールへ花留学~
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イギリス・バースフラワースクールでのレッスン報告~イギリス花留学~
イギリスの花留学でうけたレッスン報告をいたします。2週間のキャリアチェンジクラスの2日間をご一緒させていただきました。
SDGsを取り入れたイギリスのフラワーアレンジメントレッスン
イギリスでのフラワーアレンジメントレッスンで一番印象に残ったのは、SDGsを取り入れたフラワーアレンジメントでした。
日本ではまだフローラルフォームを使ったアレンジが主流なので、イギリスでのレッスンは新鮮に感じたのとSDGsへの意識の違いを感じました。
多肉植物を使ったリビングリース~自然素材を使ったリース作り~
クリスマスリースなどのリースを作る場合、日本のレッスンではワイヤーを使うことが多いと思います。
イギリスの花のレッスンでは、ワイヤーの代わりに麻ひもを使いました。日本のレッスンでは花束を結ぶときに使っていますので、資材としては馴染みがありました。
多肉植物の苗を山ゴケで巻いて、リースに取り付けていきました。山ゴケは土がついていて、かなりワイルドな状態です。
日本の市場では土をきれいに取って、コケの部分だけが販売されています。日本では山ゴケはお高いので、日本でこのレッスンをしようと思うと、レッスン代がどれだけになるのか?
こちらはリビングリースなので、リビングに飾って楽しむそうです。お皿の上にリースを置いて、キャンドルを一緒に飾ったり壁にかけたりもするそうです。
キャリアチェンジコースなので、2週間のクラスが終わると花の仕事をはじめる方もいらっしゃいます。
花の仕事をはじめるために、情報発信は不可欠で、イギリスでは今はインスタが主流だそうです。写真の取り方は必須です。
SDGsに繋がるフローラルフォームを使わないフラワーアレンジメント
イギリスでのレッスンはSDGsを強く意識しているレッスンでした。ガラス花器のアレンジは、フローラルフォーム(オアシス)を使わずに花同士で花留めにするフラワーアレンジメントでした。フローラルフォームを使わない他の方法は、チキンネットや剣山などを使うそうです。
ロンドンの花市場で剣山が販売されていたので、バースフラワースクールだけではなく広く使われているのでしょう。
このようなスタイルのアレンジは持ち帰りには向かないので、現場で活け込むスタイルのようです。
フローラルフォームの代用として、山ゴケを使ってアレンジをしました。
山ゴケを花器にギュウギュウと詰めてセットして、そこにお花を挿して吸水をするという方法でした。
なかなかワイルドで、そのあとの持ちがどうなのか?という疑問が残りました。作品は花束だけホテルに持ち帰って、他のアレンジは置いてきたので
経過を見ることができませんでした。
日本で山ゴケをフローラルフォームの代用として使うことは、資材が手に入らないので取り入れるのは難しい手法だと思いました。
終わりに
イギリスから帰ってきて、日本で取り入れられそうなことを試してみました。クリスマスリースを麻ひもで作って、時間が経ってどうなるか見てみました。4カ月近くたっていますが、抜け落ちることなくきれいにリースを保っているので今年から取り入れてみたいと思います。
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